朗読劇 私の頭の中の消しゴム 9thletter


先日、

「朗読劇 私の頭の中の消しゴム 9thletter」

を見て来ました。


何だかんだで3rdから毎年見てるくらい好きな舞台です。


今回は高崎翔太さんと高垣彩陽さんのペアを見て来ました!

彩陽ちゃんことあやひーが好きなので今回はこのペアを選びましたが、あやひーの薫を見るのは2回目。以前も素敵だったので、本当に楽しみにしてました。


結果的に言うと、今年も号泣しました。

ネタバレになりますので、ご注意下さい。


第一声は浩介から。

台詞は全て2人の日記を男女が交互に読んで行くかたちで進行するんですが、出会った時の印象から、付き合うまでは笑いもあり、すごく萌えました。薫のために慣れないデートプランを立てようと情報誌を買う浩介にトキメキました!


次に印象に残ったのは浩介のお母さんのシーン。自分は捨てられた。借金があろうがあんな女、どうなろうと知らないと言う浩介に自分の日記を渡す薫。


「人を許すと言うことは、心の部屋をひとつ開けること」


口にするのは簡単だけど、それってすごく難しいこと。すごく印象に残ったなあ…


そして若年性アルツハイマーが発覚して。

この時のすれちがいは見てて辛かった。


いきなり自分の脳は120歳で、余命があと数年、記憶がどんどん無くなるって言われたらって考えてこの辺りから涙が止まらなかった。


そこからも印象に残るシーンは沢山ありますが…


「あなたが私を愛してくれても、私はあなたを、あなたが思うように愛せない」


あやひーの言葉が、すごくすごく、胸に刺さりました。


自分のことをすごく愛してくれていて、自分もすごく愛しているのにそれさえも忘れてしまうって、すごく怖い。それでも全てを受け入れようと必死にもがく浩介を見て、こんな人に出会いたいな、って素直に思いました。


全体を通して、当たり前にある毎日は本当はすごく尊いものなんだって毎年見るたびに感じさせて貰います。


また来年、今度はどのペアで見るのかは分かりませんが十人十色がまさにしっくりくる舞台だと思うので、楽しみにしたいと思います。